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【グループエクササイズ】注目のマインドフルネスに、ヨガや禅の瞑想を取り入れた新しいプログラム EARTH ~ Universal Yoga®

2017.05.14 日 トレンドサービス

注目のマインドフルネスに、ヨガや禅の瞑想を取り入れた新しいプログラム

株式会社プライムエデュケーションは、2015年からヨガに、禅の考え方や瞑想を取り入れたマインドボディプログラム「EARTH 〜Universal Yoga®(以下EARTH)」の展開を始めた。マインドフルネスが注目されるなか、フィットネスクラブだけでなく、企業への導入も進んでいる。

【今回お話しを伺った方】
Universal Yoga EARTH マスタートレーナー 加藤安子氏

身体、呼吸、心を整えるプログラム新たな層へアプローチ

EARTHの最も大きな特徴は、身体だけではなく、心にアプローチするヨガプログラムであること。同プログラムの開発者である加藤安子氏は、自分自身がライフスタイルの変化で戸惑っていたときに禅寺に行ったことがきっかけで、同プログラムの開発に至った。

ヨガ、禅、音(日本の自然音や和楽器)の3つの要素から成り立っており、筋肉を鍛える、柔軟性を向上させるといった目的での運動はなく、禅の三調である調身、調息、調心をベースに姿勢を正し、呼吸を整え、瞑想を深めていく。

「姿勢を整えることで呼吸が深くなり、自律神経が整います。同時に、瞑想を深めることで自分自身と向き合い、集中力を高めたり、心身のリラックスを図ったりする効果を期待できます」(加藤氏)

通常の身体技法を中心としたヨガプログラムとの差別化を図り、なおかつ瞑想を深めるためにも、強度、難易度は低めに設定している。また、EARTHと基本フォーマットを共有するホットヨガ専門のオプションプログラム「MARS」も提供している。

プレモーションフォーマット採用短時間の養成で品質を担保


フォーマットを採用している。これにより、インストラクターはインストラクションに集中することができる。同時に、指導経験の浅いクラブスタッフでも短期間の養成で品質レベルの安定したクラスを実施することができる。

また、対象によって強度や難易度をアレンジすることも可能だ。認定コースは8時間×2日間で、2週間前にDVDでフォーマットを見て自習し、試験を経て認定インストラクターとなる。定期的に音源とポーズを刷新したニューバージョンを提供するほか、ボキャブラリーや声の出し方など瞑想のティーチングスキルを学ぶバージョンアップのオープンコースに自由に参加することができる。

導入事例:株式会社ジェイアール東日本スポーツ

株式会社ジェイアール東日本スポーツでは、2015年10月からEARTH、MARSともに導入している。

【今回お話しを伺った方】
株式会社ジェイアール東日本スポーツ フィットネス事業部 サブグループリーダー 石原真衣子氏

ストレス社会にマッチするプログラム人材育成のしやすさもポイント


EARTH、MARSの導入理由について、「体験会に参加したところ、レッスン後に心身の変化を感じました。ストレス社会で疲れを感じる人が多いなか、自分自身を見つめ直すアイテムとして多くの人に受け入れられるだろうと考え、導入を決めました。さらに、日本発信のプログラムという点に、新鮮さを感じました」と、石原氏は話す。

また、導入の際は育成のしやすさも大きな要因となった。「展開を広げるためには、プログラムのよさだけでなく、育成しやすさも必要です。認定コースを見て、クラブスタッフでも品質を保ってレッスンを提供できると判断しました」(石原氏)

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若年層が参加コンセプトの訴求が課題


現在、同社ではEARTHを5店舗8クラス、MARSを2店舗5クラス展開している。ほかのヨガプログラムと比べ若年層の参加が多く、男女比はおよそ2:8となっている。同プログラムに参加することで「心が落ち着く」「リラックスできる」という会員さまは続けて参加している。

「シューズレスプログラムの一つとして捉えている会員さまも多いと思います。ストレスがあっても、ストレスに気づかない方も多く、気づいていても解消の手段として自分と向き合う時間をとることはまだ一般的ではないと思います。自分を見つめ直し心身を整えることの大切さも伝えていきたいと思っています」(石原氏)

今後は会員外も含めて、これから運動を始めたいと思っている人、フィットネスクラブに通っていない人に向けてイベントを行っていくことも考えている。

【取材・編集】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:剣持 真由