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【NEXT 5月特集】男のピラティス・ヨガ "ヨガシナジー"篇

2016.05.05 木 スキルアップ

セレブのエクササイズとして米国でブームとなり、日本にも広く浸透したピラティスとヨガ。

ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏がドイツ軍人のリハビリとして開発したエクササイズをベースに、各関節の可動域を確保するとともに、姿勢を安定させるインナーマッスルを活性化することで、安全に効率的に動ける身体をつくることができる。ヨガは、ゆっくりとしたポーズをくり返すことで、自分の身体や意識のくせに気づき、より冷静に効果的に状況に対処できる身体と心が培える。

こうした本質的なエクササイズ効果が認識されるようになり、今、男性の間でもピラティスとヨガが広がってきている。今回は、男性の視点から見るピラティスとヨガの魅力から、あらためてそのエクササイズとしての本質的な価値に迫る。

ヨガシナジー@アンダーザライトヨガスクール

理学療法の視点から構成した近代ヨガ、トランスミュージックをBGMに太極拳やダンスの動きも


ヨガシナジーは、オーストラリアの2人の理学療法士が考案したハタヨガの一種。

創始者のひとりサイモン・ボルグオリビエさんが、元ヒッピーだったことから、ヒッピたちが好むトランスミュージックをBGMに使うことも特徴の一つとなっている。

レッスンは、ヨガのファンダメンタルの動きの後は、アシュタンガやアイアンガなどハタヨガ系のポーズを広く採り入れた動きが続き、サイモンさんが修行として探究してきた太極拳やダンスの動きも多く採り入れられており、いいとこ取りのヨガとして知られている。

ヨガの源流とは対極的な存在であることから、一般的なヨガのイメージに違和感を感じている人にとっても親しみやすいプログラムとなっている。

私にとってのヨガ

小さい頃から武道に打ち込んできたのですが、25歳のころに引っ越した先の道場と相性が合わず、違う道場を探しているときに、理学療法士仲間に紹介されたのがヨガでした。

当時、女性の間でヨガブームが始まった頃です。その友人と一緒に養成コースに進もうと申し込んだのに、その友人はドタキャン。その養成コースには20人くらい生徒がいましたが、女性ばかりで男性は私だけ。ただ、ヨガには武道に通ずるものがあると感じて続けることにしました。

YS1

当時はヨガスタジオも少なかったので、理学療法士として激務をこなした後に、約1時間電車に揺られてスタジオに通う日々。行きはぐったりなのに、ヨガを受けると、帰りはスッキリ頭もさえて、本を読みながら帰る。その効果に「これは何かある」と確信したものです。

ここ数年で、ヨガシナジーの指導者認定を受ける一方で、対極にある伝統的ヨガが学べるカイヴァリヤダーマでのコースにも参加して、ヨガの源流も学びました。伝統的ヨガは、一つひとつのポーズを長くとり、瞑想のようにとことん自分に意識を向けます。

状況を見つめて受け入れることで心の波を究極的になくし長寿を目指すもの。ヨガの源流を学んでみて、人生の喜怒哀楽も楽しみたい自分の人生観とは違うことや、自分にはヨガシナジーが一番共感できることも改めて確認できました。

日常の一喜一憂を味わいながらも、感情をニュートラルな状態に戻せることで日々を健やかに幸せに送る。

そんな人生観を、ヨガシナジーを通じて共有していきたいと思います。

お話しを訊いた方:中村尚人さん
理学療法士、ヨガインストラクター、ポールスターピラティス認定インストラクター、TAKT EIGHT主宰

【男のピラティス】

CASE #1 -ポールスターピラティス@ボディワークスタジオ元気工房

CASE #2 -Silk Suspension™@Studio Body Design

CASE #3 -ピークピラティス@ピラティスアライアンス

CASE #4 -ピラフェクト@TAIKANZ

CASE #5 -アスリートピラティス

CASE #6 -DPS@スタジオビーキューブ®

CASE #7 -PHIピラティス@ピラティス&コアアラインスタジオB&B

CASE #8 -コアコンディショニング@PLAY

CASE #9 -SUPピラティス@Rainbow House 奥多摩

CASE #10 -ピフィラテス@ピラティスラボ代官山

【男のヨガ】

CASE #1 -ヨガシナジー@アンダーザライトヨガスクール

CASE #2 -メディカルヨガ@PT conditioning room

CASE #3 -メンズヨガ@スタジオ・ヨギー

CASE #4 -Core Power Yoga CPY©

 ※特集内容はインストラクター・トレーナーのキャリアマガジン誌「月刊NEXT2016年5月号」でもご覧いただけます。

【記事出典】
月刊NEXT 2016/December No.110 

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟