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【NEXT 5月特集】男のピラティス・ヨガ "アスリートピラティス"篇

2016.04.29 金 スキルアップ

セレブのエクササイズとして米国でブームとなり、日本にも広く浸透したピラティスとヨガ。

ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏がドイツ軍人のリハビリとして開発したエクササイズをベースに、各関節の可動域を確保するとともに、姿勢を安定させるインナーマッスルを活性化することで、安全に効率的に動ける身体をつくることができる。ヨガは、ゆっくりとしたポーズをくり返すことで、自分の身体や意識のくせに気づき、より冷静に効果的に状況に対処できる身体と心が培える。

こうした本質的なエクササイズ効果が認識されるようになり、今、男性の間でもピラティスとヨガが広がってきている。今回は、男性の視点から見るピラティスとヨガの魅力から、あらためてそのエクササイズとしての本質的な価値に迫る。

アスリートピラティス

ピラティスメソッドに基づいた体幹トレーニング、筋力や筋持久力、内臓機能向上にもアプローチ


「アスリートピラティス」は、ピラティスメソッドに基づいた体幹トレーニングであるものの、ピラティスが追求するバランスやスタビリティ、柔軟性や協調性に加えて、筋力や筋持久力を高める要素がバランス良く融合されているプログラム。

AS2

さらに、“体幹”を、内臓も含めたものとしてとらえ、免疫系・神経系・内分泌系を含めた内臓機能向上まで追求する。それにより、ホメオスタシス(恒常性)にもアプローチし、常に最高のパフォーマンスが発揮できる身体づくりができる。

指導スキルとして、特に米国で進化するコアパフォーマンストレーニングや、グランドでのトレーニングメソッドも習得し、ストレングス&コンディショニングの指導実践力を高めることができるプログラムとなっている。

私にとってのピラティス

ピラティスとの出会いは、社会人野球の選手として自分のトレーニングにピラティスを採り入れたことがきっかけです。

最初は、プロ野球選手が体幹トレーニングを採り入れていることをニュースや新聞などで知り、早速、プロ野球選手のトレーナーであり、『体幹トレーニング』の書籍も出されていた本橋恵美さんのピラティスレッスンを受けに行きました。

その後しばらくは自分で野球のパフォーマンスを高めるための体幹トレーニングとして続けていましたが、お客様への指導にも効果的であると思い、本橋さんの養成コースで本格的に学びました。

アスリートピラティスは、表層筋と深層筋にバランス良くアプローチできて、呼吸や内臓など、身体づくりのさらにベースとなる臓器の理解も深めることで、本質的に身体の状態を良くしていきます。

また、アスリートを対象としてプログラムや指導法が構築されていることから、フィールドでのグループ指導法も習得でき、学生の部活動での指導などにも活かすことができます。今後、男女問わずスポーツ愛好家の方々のトレーニングとして、ピラティスを紹介していきたいと考えています。

お話しを訊いた方:金子智裕さん
パーソナルトレーナー、EMI体幹トレーニング認定インストラクター

【男のピラティス】

CASE #1 -ポールスターピラティス@ボディワークスタジオ元気工房

CASE #2 -Silk Suspension™@Studio Body Design

CASE #3 -ピークピラティス@ピラティスアライアンス

CASE #4 -ピラフェクト@TAIKANZ

CASE #5 -アスリートピラティス

CASE #6 -DPS@スタジオビーキューブ®

CASE #7 -PHIピラティス@ピラティス&コアアラインスタジオB&B

CASE #8 -コアコンディショニング@PLAY

CASE #9 -SUPピラティス@Rainbow House 奥多摩

CASE #10 -ピフィラテス@ピラティスラボ代官山

【男のヨガ】

CASE #1 -ヨガシナジー@アンダーザライトヨガスクール

CASE #2 -メディカルヨガ@PT conditioning room

CASE #3 -メンズヨガ@スタジオ・ヨギー

CASE #4 -Core Power Yoga CPY©

 ※特集内容はインストラクター・トレーナーのキャリアマガジン誌「月刊NEXT2016年5月号」でもご覧いただけます。

【記事出典】
月刊NEXT 2016/December No.110 

【企画・構成】
株式会社クラブビジネスジャパン
オンライン事業部フィットネスビジネス編集部:庄子  悟