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【2017年3月期第2四半期、主要プレイヤーの決算概要】 RIZAP業績伸長、ルネサンス、セントラルスポーツも増収増益

2017.01.27 金 業界動向
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【2017年3月期第2四半期、主要プレイヤーの決算概要】
ライザップグループ株式会社、株式会社カーブスジャパン、株式会社東祥が急成長を続けるなか、株式会社ルネサンス、セントラルスポーツ株式会社も増収増益を達成。無理な出店を控え、潜在的に成長可能性が高い既存店に再投資するなどして、堅実に業績を伸ばした。一方、株式会社コナミスポーツクラブは、直営店舗の撤退などが響き減収となった。

①株式会社ルネサンス/②東祥

③セントラルスポーツ/④コナミスポーツクラブ

⑤ジェイエスエス/⑥イトマンスイミングスクール  

⑦ライザップグループ/⑧ダンロップスポーツウェルネス  

①ルネサンス

スイミングスクールが好調 営業利益率8%台へ 

株式会社ルネサンスの2017年3月期第2四半期連結決算は、売上高219.26億円(前年同期比2.4%増)、経常利益15.82億円(同25.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益9.89億円(同46%増)と増収増益となった。水道光熱費などのコストも低減が進み、収益性が向上。

売上高営業利益率は8.0%と、対前年同期と比べ、1.5ポイントも向上している。セグメント別では、フィットネス部門の売上高(売上構成比53%)が前年同期比1.3%増の116.17億円、同部門の会員数が同0.5%増の251,283人となった。また、スクール部門の売上高(売上高構成比29.2%)は64.14億円(同2.6%増)、同部門の会員数は157,071人(同3.3%増)となった。

スクール部門のなかでも、スイミングスクールが、金額ベースで前年同期比5.2%増、会員数ベースで同6.5%増と大きく伸びた。加えて、業績の伸びに貢献したのは、業務受託部門だった。業務受託部門の売上高は、新たな受託先が増え、前年同期比14.8%増の4.34億円となった。フィットネス会員の高齢化が進んでいて、50歳以上の構成比は前年同月の47%から1.1ポイント上昇し48.1%となった。一方、スクール会員は76.2%が20歳未満である。

既存クラブも好調 売上高・会員数ともに3%弱の伸び

既存クラブの業績は売上高、会員数ともに好調裡に推移している。売上高は前年同期比2.9%増、会員数は前年9月末比2.8%増となっている。会員数の伸びには、フィットネス部門、スイミングスクール部門が貢献した。2016年度上期の期間平均退会率は2.7%と、2015年度上期の期間平均退会率2.9%と比べ0.2ポイント減少している。

また、会費単価については、2016年度上期の会費単価が6,788円だった。これは2015年度上期の会費単価6,819円と比べ31円減少したことになる。その原因は、震災被害で施設が利用できなくなった熊本県内の2クラブにおける会費返還とフィットネス会員より相対的に低い会費水準のスイミングスクールの在籍構成比の増加による。

総合業態は堅実な出店を継続

出退店については、出店3軒、退店3軒となっている。出店は「ルネサンス元氣ジム上中里(横浜市磯子区)」(2016年4月オープン)、「スポーツクラブ ルネサンス 広島東千田(広島市中区)」(同年8月オープン)、「元氣ジム 仙台荒井(仙台市若林区)」(同年9月)。 広島東千田クラブは、既存の広島店の移転新設型店舗であることもあり、好調な立ち上がりを見せている。

退店は、「スポーツクラブ ルネサンス 広島(広島市南区)」(同年7月)、「スポーツクラブ ルネサンス鶴間(神奈川県大和市)」(同年9月)である。

2016年9月末日現在の同社の直営スポーツクラブは95軒(鶴間クラブを含む)、業務受託施設数は28軒(当期より業務受託施設数のカウントを変更。指定管理制度により、JV(企業グループ)の1社として同社が運営に加わる場合は、すべての施設をカウントすることになった。これにより変更前まで13軒であった業務受託施設数が28軒となった)、新業態施設は12軒、リハビリ施設は15軒(うち1軒はFC)で、計150軒となった。

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通期でも売上高営業利益率8%実現を目指す

今後の出店予定は、2017年春に北千住クラブを、また名古屋駅ビル内に延床面積500坪程度のジム・スタジオ型クラブの開業を予定している。

名古屋駅クラブでは、周辺のビジネスマン・OLの需要に対応すべく、短時間で効果が得られるプログラムなど新たなサービスを導入する予定である。また、2017年夏には、現在、建て替え中の福岡大橋クラブが新装オープンとなる。現在、既存会員は、旧クラブの近隣に同社が用意した簡易施設でトレーニングをしているため、スムースな移行ができ、繁盛店になることが予想される。

さらに、新業態店舗として、現在のドゥミルネサンス渋谷店を業態転換し、2017年2月「CYCLE&STUDIO R(アール)Shibuya」をオープンする。同店舗は、レスミルズプログラムに特化したブティック型の新業態店で、日本初上陸となるサイクルプログラム「THE TRIP™」とレスミルズのレギュラーエクササイズを提供する2スタジオを備える。

同社は、2017年3月期の連結業績予想として、売上高448億円(前年比3.0%増)、経常利益33.5億円(同14.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益18.5億円(同20.7%増)を掲げている。また、業績予想の売上高営業利益率は7.9%となっているものの、同社代表取締役社長執行役員吉田正昭氏は、「今後予定している新店の開業を着実に進めながら、引き続き収益性の向上に取り組み、8%台での着地を目指す」と決意を示していた。

②東祥

経常利益率過去最高の29%へ

「ホリデイスポーツクラブ」のブランドでフィットネスクラブを全国展開する株式会社東祥の2017年3月期第2四半期連結決算は、売上高104.8億円(前年同期比11.0%増)、経常利益30.4億円(同17%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億円(同17.8%増)と、過去最高の売上高・利益を更新。

業界トップの経常利益率も前年同期の27.5%から、さらに29%へと1.5ポイントも上昇させている。売り上げのおよそ77%を占めるスポーツクラブ事業では、「お客さまの安全と健康を第一に考え、楽しく快適な場所」を提供できるよう、新プログラムの開発、お客さまへのホスピタリティの向上などサービス面での強化を図るとともに、広告宣伝を強化した。

また、「ホリデイスポーツクラブ武庫之荘」(2016年5月オープン)「ホリデイスポーツクラブ草加」 (同年7月)、「ホリデイスポーツクラブ富士宮」(同年8月)を出店、全69軒とした。熊本県内に2軒のクラブを構える同社には、熊本震災の影響として、休業した1ヶ月分の売上減少、並びに原状回復コストなどの費用計上があったが、想定内で済み、この2軒の在籍会員数も震災前の水準にもち直している。

今後の出店については、現在のところ以下が決定している。

「ホリデイスポーツクラブ尾張旭」
(2017年1月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ西一之江」
(2017年2月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ宮崎」
(2017年6月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ千葉中央」
(2017年6月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ焼津」
(2017年7月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ木更津」
(2017年8月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ大和高田」
(2017年9月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ鳥取」
(2017年10月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ和歌山」
(2017年10月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ岐阜」
(2018年1月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ古賀(福岡県)」
(2018年1月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ札幌発寒」
(2018年2月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ岡崎」
(2018年3月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ東札幌」
(2018年4月オープン予定)
「ホリデイスポーツクラブ高知」
(2018年6月オープン予定)

同社は、2017年3月期の連結業績予想として、売上高207億円(前年比6.5%増)、経常利益57.2億円(同9.4%増)、親会社に帰属する当期純利益22.1億円(同14.2%増)を挙げている。計画上の売上高営業利益率は27.8%となる。

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