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プレコリオプログラムで、プールを活性化 スポーツスパ アスリエ

2016.11.25 金 業界動向
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アスリエ、アクア初のプレコリオプログラムを導入


プールエリアの投資対効果の低さに頭を悩ませている経営層は多いのではないか。これから冬場に向かうなかで、その悩みはより深刻さを増す。そうしたなか、1つの解決策が示された。「スポーツスパ アスリエ」を展開する株式会社 文教センター(以下、文教センター)が、アクア分野で世界初となる米国で開発されたプレコリオプログラム「ウォーターインモーション」を2014年から全店に導入し、集客増とコスト減を実現している。

参加率・継続率・入会率の向上を実現 

総来館者に対するジムやスタジオの利用率はそれぞれ5割を超えているのに、プールはその半分にも満たない。しかも、コストは、イニシャル・ランニングともに相当にかかる。さらにいえば、プールエリアを担当するインストラクターは、何度オーディションしてもなかなか確保できない。では、社員・アルバイトはというと、彼ら彼女らも育成したと思ったら辞めてしまうという悪循環。こうした状況にあるクラブはかなり多いのではないか。

こうしたクラブに、救いとなる解決策が示された。「スポーツスパ アスリエ」を展開する文教センターが、14年10月から全店に導入した「ウォーターインモーション(以下、WIM)」だ。このWIMは、CNNのキャスターや弁護士など多彩なキャリアをもつサラ・クーパーマンがCEOを務める米国SCW社が開発したプレコリオプログラム。

ウォーミングアップから始まり、1曲ずつ明確なコンセプトに基づき動作がつくられている。格闘技や筋トレの要素や一部にギアを使ったエクササイズを織り交ぜ、長くレッスンを受けても飽きがこないように工夫されているほか、音楽に合わせてとてもテンポよくエクササイズでき、スムースに高い運動強度を得ることもできる。

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現在、中高年用の「Platinum(プラチナ)」(全8曲・45分間の完全プレコリオ。バランス、心肺持久力、調整力の向上、柔軟性の向上など、全年齢・全経験レベル向けの低インパクトアクアエクササイズ)と一般用の「Water in Motion(ウォーターインモーション)」(全10曲・30分間の完全プレコリオ。様々な動作アプローチで、全身のエネルギー燃焼を目標としたアクアエクササイズワークアウト)の2種類がある。

文教センターでは、全店に導入した20本/週のクラスのほぼすべてで参加者数の増加を実現した。さらに、本プログラムの導入がクラブ全体の継続率の向上にも寄与している。加えて、本プログラムを訴求し、集客プロモーションを強化したところ、入会率の向上にも結び付いた。

お客さまの反応も上々で、「短時間なのに達成感を味わえる」「リズミカルで楽しく、アッという間の30分」「体力がつき、腰痛・肩こりがなくなった」など、喜びの声が数多く聞かれている。

コスト低減にも寄与 


文教センターの本プログラム導入担当者によると、アクアをセリングポイントにしていた同社も、年々アクアゾーンの利用者が減少しており、さらにそれにマイナスの影響を与えるようにアクア担当のフリーインストラクターや社員、アルバイトなどの人材がなかなか定着しない状況があった。そこで、この問題を打開するためのヒントを求めて米国のアクアコンベンションに参加したところ、WIMに出会った。

すぐに取り引きを申し入れ導入したところ、想像以上の成果につながったという。プログラム導入に伴うイニシャルコストは導入後3.5ヶ月で回収でき、米国SCW社へのロイヤルティを毎月楽に上回る収益が得られている。

人件費関連のコストについても、同プログラムの導入当初はあまり意識していなかったというが、同社が試算したところ、全社で年間400万円にも及ぶコストダウンを実現できているという。これは、既存の社員・アルバイトがモチベーションを保ちながら、レッスンできるプレコリオプログラムであることが大きい。同社は、今後、同プログラムの認定トレーニングとプログラムを、同じ悩みをもつ国内のクラブに提供していく予定である。

【ウォーターインモーション プログラム概要】
http://www.athlie-ea.jp/WIM/index.html?fb1125