FITNESS BUSINESS

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【月刊NEXT特集】疲労回復&機能改善のジム運営#3  TRIRINGS

2018.05.28 月 スキルアップ キャリアアップ

神経の反射機能で、正常な動きを取り戻す
力を抜いて無意識に機能改善できる革新的アプローチ TRIRINGS

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お話を聞いた方

トライリングス株式会社
代表取締役 田沢優さん

筋肉だけではなく、神経へのアプローチで、正常な身体の動きを取り戻す

トライリングスでは、脳科学にもとづく「神経筋制御」というまったく新しいアプローチで動きや身体の機能が改善できるトレーニングを提供している。これまでのジムが「筋肉をつける」「脂肪を減らす」というボディメイクが中心だったとすれば、その対極にあるアプローチで、力を抜いて脊髄の反射やCPG( Central Patter Generatore)のメカニズムなどを活用して、身体のバランスを取り戻すことをコンセプトとしている。

この「神経筋制御」のコンセプトでジム運営を可能にするのが、オリジナルで開発した「ダイナミック・レジスタンス・エクササイズ(D.R.E.)」マシンと「リセットバイク」、ザオバ「ストレッチライン」のトライリングス仕様である。

D.R.E.マシンとリセットバイクは、同ジムの共同代表である山奥慎一さんが香川県高松市で運営するジム「トレーニングセンター・ザ・ハート」で15年以上の指導経験の中で開発してきたもの。腰や膝に痛みを抱える人から、トップアスリートの故障改善、フォーム改善まで、軽い負荷で脊髄反射を機能させることで、神経や筋肉、血管が緩み、関節や身体の機能が戻ることを経験の中で検証。その緩めるエクササイズが効果的に行えるマシンを開発して、多くのクライアントの機能改善に繋げてきた。

高松のジムには、脳梗塞をはじめ様々な手術後のリハビリとして通うメンバーも多く、「自然に身体が動くようになる」「気持ちがいいから通いたくなる」と利用者に絶大な支持を受けている。

東京でマイクロジムを複数店経営する田沢優さんが、このトレーニングコンセプトと実績に感銘を受け、山奥さんと共同代表として2017年8月にトライリングス株式会社を設立。30〜50坪前後のマイクロジムの経営・運営フォーマットを整備して店舗展開を進めている。

2017年10月に千葉県佐倉市、2018年3月に東京都世田谷区三軒茶屋に続き、2018年7月には宮城県仙台市にもTRIRINGSをオープンする。また、このトライリングスの各種マシンやプログラムは、少ないスタッフで大人数への運動提供が可能であることから、オフィスでのフィットネス環境づくりや、地方自治体のデイサービスのプログラムとしても注目されている。

三菱地所主催のコーポレートアクセラレータープログラムにおいて「優秀賞」、経済産業省主催のイノベーター育成プログラム「始動」で「シリコンバレー選抜」に選ばれるなど、事業性のある革新的なトレーニングとしても注目されている。

革新的トレーニングマシンで、機能改善ジム運営の効率化と標準化を実現

トライリングス共同代表の田沢さんは、神経筋制御理論に基づくトレーニングの可能性についてこう話す。

「このトレーニングはフィットネス分野ではエビデンスがまだ少ないのですが、脳医科学の分野では、様々な論文が既にあります。たとえば、『リズミックな腕のサイクリング運動が脳梗塞患者の歩行を改善する』という研究結果。D.R.E.マシンを用いて動かせる部位でリズミックな運動をすることで歩けるようになるという経験は、高松のジムでも以前よりアプローチしていたものでした。脳梗塞後のポストリハビリとして訪れたお客さまが、退院直後はじめての1回のトレーニングで歩けるようになる例を今まで何度も経験しており、介護分野との二毛作も検討しています。トライリングスにはトップアスリートも通っていますが、肉離れのクセを改善したい選手や、パフォーマンスアップ効果を感じて試合日にコンディショニングを整えにくる選手などがいらっしゃいます」

トライリングスでは、まず「D.R.E.マシンと、「リセットバイク」で脊髄反射によるインナーマッスルの活性化を促した後に、「ストレッチライン」で主要関節の可動域確保のエクササイズを行う流れで、1回おおよそ30~40分で全身が調整できる。

利用当初はトレーナーがついて、マシンを動かしながら一人ひとりの身体の課題と動きの注意点などについて指導を行うものの、マシンが適切な動きを誘導し負荷設定も軽いことから、セルフトレーニングでも安全で効果が得られるようになっている。月会費制(立地によって、9,000円~12,000円)の会費設定で、定期的な利用を勧めている。

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