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チェック&ソリューション ヘルスケアサービスの基本型

2015.05.28 木 オリジナル連載

ヘルスケアサービスの原型の解説としてボクがよく使うのがこの“チェック&ソリューション(Check&Solution)”というフレームです。

一方的なアプローチでの継続は難しい

健康消費者にとって望む健康の姿は個別性があります。また、その方向性を自ら認識している人がヘルスケアサービスの対象者になります。ここ重要です。全ての人が欲しがっている健康の姿はひとつではないということです。

行きたいところがある人が「今どこにいるか?」=「チェック」し、「目的地までの道のり」=「ソリューション」を提案してくれるガイドサービスがヘルスケアサービスの基本型だと思うのです。健康に有効だからという一方的なアプローチがほとんどの場合上手くいかないし、対象者のニーズに刺さりにくいことをいっぱい見てきましたが、ある程度の方向性を持ったニーズやテーマがないとヘルスケアサービスの対象とならないことを意味しています

ダイエットしたい健康消費者が体重計や生活習慣をチェックし、目標とする体重達成までの道のりを分かりやすく達成可能に思えるカタチで提案してくれて、結果得られる価値をイメージさせてくれるサービスがビジネスとして成立する可能性があるとうことです。チェック内容分析の品質によってソリューションの品質が左右されるだけでなく、チェックは目標達成プロセスの進捗管理指標でもあります。
またソリューションの品質が、より効果的なチェックの仕方へのフィードバックを必要とします。このチェック&ソリューションは連動しながら進化していくという性格を持っていることになります。

あなたのヘルスケアサービスのチェック&ソリューションは?

□チェック内容が分かりやすいか?

□チェック内容に納得性があるか?

□複数回チェックに意味があるか?

□ソリューションへの連動は自然か?

□ソリューションを選ぶことができるか?

□チェック&ソリューションのプロセスを楽しめるか?

□チェック内容はソリューション効果のある対象を選べる内容か?

あなたのヘルスケアサービスのチェック&ソリューションをぜひとも磨いてください!!

【バックナンバー】
第1回  “ヘルスケアサービスのフロンティア”

第2回 オープンイノベーションの時代-ヘルスケア事業に必要な5つの視点

第3回 食品×Healthcare Tech市場の可能性

>>>Write by Kohei Okawa

大川 耕平

1960年7月18日 東京生まれ 慶応義塾大学法学部政治学科卒。健康&ウェルネス業界における新事業開発から人材育成、ナレッジ強化、ビジネスマッチングサポートを展開中。1999年創刊の健康ビジネス情報メールマガジンHBW(ヘルスビズウォッチ)の読者は約1000社のビジネスユーザ中心。読者とのミーティングセッションに力を入れている。
・HBW(ヘルスビズウォッチ)発行人
・プロジェクト・マネジメントスペシャリスト

ブログ「健康ビジネスプロジェクトの現場から」http://ameblo.jp/projectgenki/
Facebookページhttps://www.facebook.com/kouhei.ohkawa

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