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Fitness Business 62 ◎ September-October 201278動きの質を高めるファンクショナルトレーニングを導入するフィットネスクラブが全国的に増えてきている。そうした動きを支える要因のひとつに、今春全6機種が揃ったキネシスステーションの存在がある。最近同マシンをフルラインナップで導入した「オアシスRAFEEL恵比寿」を訪ね、支配人の石川友行氏に導入の理由や効果などについて話を聞いた。マシンの移動率や PT売上の向上に貢献「オアシスRAFEEL恵比寿」は、株式会社スポーツオアシスが運営する店舗のなかでも最上位ブランドのクラブであり、パーソナルトレーニングの売り上げも際立って高い。今夏、同クラブは既存のシングルステーションのマシンに替えて、新たにキネシスステーション全6機種を導入した。同クラブ支配人石川友行氏はその理由について次のように語る。「もともとパーソナルトレーニング(以下、PT)のニーズが高かったのですが、既存のマシンでは対応が難しかったのです。その一部をキネシスステーション6機種に置き換えることで格段に稼働率を上げられ、受け入れ可能な人数も増やすことができるのではないか、またキネシスステーションなら1台で何通りものエクササイズが行えます。さらにPT希望者のほとんどが女性でしたから、スタイリッシュなマシンの外観やシンプルかつナチュラルに行えるファンクショナルトレーニングに魅力を感じてもらえるのではないかとも考えました」。結果、想定通り女性のお客さまを中心に興味を示す方が多く、案内を求めるお客さまやPTを希望する方が増えた。特に、それまでマシンでのトレーニングにあまり興味を示さずスタジオでのグループエクササイズを中心同社の他店にも水平展開していくことが容易となる。同社はそのことも視野に入れている。ソフト面も拡充、クラブをサポートキネシスステーションは、これまでのプレス、オーバーヘッドプレス、ロープル、ハイプルの4機種だったが、今春、コア、ステップ/スクワットの2機種が加わり、フルラインナップがそろったことで、全国のフィットネス関連施設に導入が進んでいる。先に紹介した「オアシスRAFEEL恵比寿」以外にも、Green GYM&CAFÉ、ティップネス東新宿店、スポーツクラブ&スパ ルネサンス野田など、規模の大小や業態の如何を問わず、幅広い施設に導入されてきている。そのシンプルな操作性や豊富なエクササイズバリエーション、高いエクササイズ効果、スタイリッシュでスペース効率の高いデザインといった機能性に加え、ソフト面でもメンバーがエクササイズを行いやすくするためのさまざまなツールが用意されている。テクノジム・ジャパンでは、今後もキネシスステーションを使ってメンバーが身体に関する様々な症状を改善したり、スポーツなどのパフォーマンスを向上させることに役立つ冊子の発刊やセミナーなどの開催を継続して提供していく予定である。同社はファンクショナルトレーニングの普及を促進し、メンバーのウェルネスライフの実現とクラブの業績向上に貢献していこうとしている。広がりみせる、ファンクショナルトレーニング普及の裏に、キネシスステーションWellness Business Newsに受けていたお客さまが、キネシスステーションを使ったトレーニングを好んで受けるようになった。導入に先立ち、懸念事項がまったくなかったわけではない。「キネシスステーションへのお客さま1人あたりの滞在時間が長くなって、ボトルネックとならないだろうか」。そう考えた石川氏は予め、同様な動きができるシングルステーションのマシンも数台用意し、滞留しそうな場合には、そのマシンにお客さまを誘導しようと考えた。この策が奏功し、ボトルネックは今のところ発生していない。お客さまからの評価も高い。「これまでのマシンでは(ガイドレールに頼って)自分で動かしていない感じでしたが、このマシンは自分で動かす感じでトレーニング効果が実感できます」「全身を使ってのすごくスムースな動きに感動しました」「立って使うことができるので、コアのトレーニングになります」「おしゃれなマシンでRAFEELらしく、親しみやすいです」といった数々の声が聞かれた。クラブとしても、トレーナーとお客さまとの接点やお客さま同士の接点をつくりやすくなり、PTの受注獲得や会員定着なども図りやすくなった。今後「キネシスステーションを使ったよりリーズナブルなPT商品を開発するなどして、さらにこの流れを促していきたい」(石川氏)考えをもつ。同クラブでキネシスステーションのオペレーションシステムが確立できれば、アイランド型に設置されたキネシスステーション(オアシスRAFEEL恵比寿)

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