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Fitness Business 62 ◎ September-October 201212注 目 の 動 き「究極の施設・21」で施設の安全と清潔を維持東急スポーツオアシスの、クレンリネスの取り組み東急スポーツオアシス 本駒込店 マネージャー 吉田聡氏News & Trendsフィットネスクラブを運営するうえで欠かすことのできない「安全」と「清潔」。株式会社ウィングが提供する「究極の施設・21」は、施設が最適な状態で保てるよう、アイテムに応じた施工を行っている。東急スポーツオアシス本駒込店では、3年前から同施工を行い、施設の向上に努めている。ノンスリップ加工により 転倒防止安全なクラブづくり同クラブが行っているのは更衣室床面のノンスリップコーティング、浴室床面のノンスリップ加工、プールサイド床面のノンスリップ加工、スタジオ床面のノンスリップコーティング、サウナの超硬質コーティングである。プールや浴室を付帯している施設にとって、これらのエリアや更衣室の水濡れを防ぐことは難しい。一方で転倒事故を防止し、安全管理を行うことが求められている。「これらのエリアに行うノンスリップ加工やノンスリップコーティングには、汚れにくく清掃しやすいというメリットもあるが、それ以上にお客さまの安全管理において非常に有効」と同クラブマネージャー吉田聡氏は言う。スタジオについても同様で、汗や湿気による結露で滑りやすくなる。吉田氏は、安心してレッスンに参加していただくために必要と考えている。「お客さまからしたら、滑らなくて当然のことです。危険かもしれないことがわかっているのですから、それを未然に防ぐための対策をとることはクラブの姿勢として大切なことだと思います」毎年、安全性が向上 コスト削減にも効果施工による効果は明らかで、更衣室やスタジオなどは「ふつうに歩いていても違いを感じる」(吉田氏)という。プールサイドや浴室も、数値で見ると施工による効果がよくわかる(下記表)。摩擦係数とは、すなわち滑りにくさを表しており、この数値が高いほど安全だといえる。同クラブは、2010年8月に初めて施工し、’11年、’12年とも同月に行っている。下記の数値を見てわかることは、’10年の施工前と’12年の施工前では’12年のほうが大幅に摩擦係数が高いことである。施設は老朽化しているにも関わらず、安全性は年々向上しているのだ。’12年までの3年間は毎年施工しているが、エリアによっては今後毎年施工する必要がなくなることも考えられる。「究極の施設・21」による施工以前は、3〜4ヶ月毎に業者による特殊洗浄を行っていた。それに比べ、現在は1年に一度の施工と、通常の清掃で維持できており、コスト削減にもつながっている。この施工のペースがさらに広がれば、コスト面でみても施設にとって大きなメリットとなる。プロによる施工で スタッフは本来の仕事に集中吉田氏は、「クラブのスタッフには、本来の運動指導や接客といった指導に集中してもらい、清掃に関してはプロに任せたい」と考えている。そのため、日常的な清掃は業者に任せている。だが、「究極の施設・21」による施工を行って以来、それまでより細かなことにまで手が行き渡るようになっているという。これらにより、クラブスタッフは、営業時間中にプールサイドを専用パッドで拭いたり、スタジオにモップをかけたりと、必要最低限を行えばキープできるようにしている。「まだ完璧ではありませんが、細かいところまでできるようになっているので、さらなる向上を心がけていきます。当クラブは、オアシスのなかでも高級クラブの位置づけなので特に“上質”であることを目指しています。その前提として安全・清潔ということは欠かせないので、今後も力を入れていきます」同クラブが目指す「上質な施設づくり」を行ううえで、株式会社ウイングの提案する「究極の施設・21」という21のアイテムは非常に大きな役割を果たしている。◆各エリアの摩擦係数2010年8月2012年7月2012年7月施工前施工前施工後女性浴室0.240.370.56プールサイド床面0.170.380.57女性更衣室(ドライ)0.210.600.89スタジオ床面0.340.750.89

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