『フィットネスビジネス』 No.51
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November-December 2010 ◎ Fitness Business 5161なアイデアをかたちにしてきます。―クラブがこのマシンを取り入れるとすると、どう活かしますか?館:パーソナルトレーングでも、グループエクササイズでも使えると思いますが、私はひとつの提供方法として、パーソナルトレーニングを受けたいけれど、リーズナブルな料金で効果を得たいというお客さまに複数台を使ってクランキングを提供するのがよいと思います。いわゆるセミパーソナルトレーニングです。こういう方法なら、クラブもスペースをそれほどとらずに、パーソナルトレーニングの参加者を増やしていきやすくなるでしょう。― 一見すると手や腕、肩だけを使ったカーディオマシンに思えますが、実際に使ってみると実はコアを起点にファンクショナルな動きをサポートし、身体機能を向上させるマシンですね。館:私もまずこのマシンに出会って3日間連続して使ってみたのです。手や脚、肩が相当ガチガチになるかと思ったら、そこはそれほど疲労感が残らず、一番効いたのは体幹部です。まさに「ファンクショナル」なのですね。実際に今、翻訳中のマニュアルにも「キネティックチェーンを意識せよ」といった言葉がたくさんでてきます。ここまで優れたプログラムがトップアスリートだけでなく、クラブを利用している一般生活者にも提供される時代が来たのだと実感しました。―代表的なバリエーションとしてはどんなものがあるのですか?館:まず4つの基本動作があります。1.右腕だけを回すシングル・ライト、2.左腕だけを回すシングル・レフト、3.両手を同期させて回すダブル、4.両手を自転車のように交互に回すスプリット、です。この4つの動作にそれぞれ前方回しと後方回しがあります。これで8種類。さらに立位と座位があるので、全部で16種類の代表的なバリエーションがあります。ただ、これだけではなく、立位から入っ多様なバリエーションでトレーニングが行える応する上半身中心のカーディオ兼用マシンは今までになかったんだよ!と力説してくれ、実際にそのマシンに触れさせていただくと、「これはすごい。やはりジョニー・G。すごく考えられているな」と思いました。リハビリテーションからトップアスリートのトレーニングまで、さまざまなユーザーの多様なニーズに的確に対応するマシンですし、プログラムも無限に創造できます。ただただこのマシンの可能性の大きさに圧倒され、まだスピニングがカバーしえない部分がこんなにあったのかと思いました。―ジョニー・Gの情熱も感じましたか?館:とても感じました。彼は満足することがありませんから、次々と革新的最新ヒットプログラム

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