『フィットネスビジネス』 No.51
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November-December 2010 ◎ Fitness Business 5115Japanフィットネスクラブ、「若さ」「生きがい」「体調」に効果セントラルスポーツ研究所、「フィットネスクラブ利用による効果に関するアンケート」を実施News & Trendsセントラルスポーツ株式会社のセントラルスポーツ研究所は、2010年8月、フィットネスクラブ利用者1,452名に「フィットネスクラブ利用による効果に関するアンケート」を実施した。フィットネスクラブの「効果」としては若さの維持や体調の改善だけでなく、友だちや生きがいも得られることがわかった。体力年齢が若い人、外見若く見られる外見、体力の「若さ」に関するアンケートでは、「実年齢より若いといわれることがあるか」に対し、「よくある」39.8%、「たまにある」39.8%と、多くの人が若く見られているという結果が出た。また、「実年齢と比べて体力年齢をどう思うか」に対しては「優れている(若い)」は37.6%だった。この37.6%うち、若いといわれることが「ある」は68.7%、「たまにある」は26.6%で、体力年齢が若いと思っている人は、他人から若く見られることが多いという傾向が見られる。「友人の数」「生きがい」クラブで増える友人、生きがいについてのアンケートでは、「クラブに通い始めてからの友人の数」が「増えた」は58.5%だった(表1)。友人の数が「増えた」割合は、クラブ在籍期間が1年未満の人は33.2%なのに対し、10年以上になると64.8%にのぼる(表2)。「クラブに通い始めてからの生きがい」は「できた」が57.1%にのぼり、クラブに通うことで生きがいや目標を見つけた人が多いことがわかる。体調、各分野で「改善」の回答体調の改善については、「減った(改善した)」と回答した人の割合が「体調不良の回数」45.9%、「風邪をひく回数」42.2%、「体重」46.3%、「睡注 目 の 動 き眠状況」36.4%、「肩こり」35.9%、「健康診断の結果」39.0%だった(もともと問題ない人は含まない)。在籍年数による体調は、「風邪をひく回数」「体調不良の回数」「睡眠状況」「体重」の4項目で、5〜10年の人が最も高い割合で「改善した」と回答している。これらの結果から、外見・体力の若さ、生きがい、体調において、クラブに通うことでよい方向に進んでいることがわかる。心身の健康にクラブの活用が有効であることを多くの人に知ってもらえば、参加率の向上にもつながることだろう。◆表2 クラブの在籍期間による、友人の数1年未満3年未満5年未満10年未満10年以上0%50%100%増えた変わらない減った無回答◆表4 クラブに通い始めてからの体重の変化1年未満3年未満5年未満10年未満10年以上0%20%40%60%80%100%増えた変わらない減った無回答◆表3 クラブに通い始めてからの風邪をひく回数1年未満3年未満5年未満10年未満10年以上0%20%40%60%80%100%増えた変わらない減った無回答◆表1 クラブに通い始めてからの友人の数増えた 58.5%変わらない 39.7%減った 0.6%無回答 1.2%

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